学ぶ / SURF DICTIONARY

サーフィン用語集。
海の会話が、わかる24語。

「セットが来た」「今日はオフショア」。気になる言葉だけ、意味と使い方をさっと確認しよう。

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01 / LOOK IT UP

サーフィンでよく使う言葉を、ひとことから

全部暗記しなくて大丈夫。まずは気になった1語から。波や動作の意味に、海で使う場面を添えました。

動作・立ち方

パドル(パドリング) Paddling

ボードにうつ伏せになり、腕で水をかいて進む動作。沖へ出るときも、波をつかむときも使います。

「もう少しパドル」=もう少し漕いで進もう。

動作・立ち方

テイクオフ Takeoff

波の力でボードが滑り出し、立ち上がるまでの動作。立つだけでなく、波をつかむところから始まります。

パドル → 波に押されて滑る → 立ち上がる。

動作・立ち方

ライディング Riding

テイクオフしたあと、波に乗って滑っていること。人が乗ってくるラインを空けるのも基本ルールです。

「ライディング中」=今、その波に乗っている。

動作・立ち方

ワイプアウト Wipeout

波に乗っている途中で、バランスを崩すなどしてボードから落ちること。転び方は現地で習おう。

「ワイプアウトした」=波の途中で落ちた。

動作・立ち方

ボトムターン Bottom turn

波の斜面の下側、ボトムで進む向きを変えるターン。次に向かうラインをつくる動きです。

波を下り、その下側から方向を変える。

動作・立ち方

ゲット(ゲッティングアウト) Paddle out

岸側から波を越えて沖へ出ること。戻るルートは、波に乗る人の進路を避けて確認します。

「一度上がる」と違い、「ゲットする」は沖へ向かうこと。

動作・立ち方

ドルフィンスルー Duck dive

ボードを沈めて、波の下をくぐる動作。浮力の大きなボードには別の越え方が必要です。

使うボードに合った方法をスクールで習う。

動作・立ち方

レギュラー/グーフィー Stance

立ち方では、左足が前ならレギュラー、右足が前ならグーフィー。波の進む方向とは別です。

グーフィースタンスでも、右へ進む波に乗れます。

波・海の状態

ピーク Peak

波が最初に崩れ始めるところ。同じ波を狙う場合、基本はピークに近い人が優先されます。

人が集まる位置だけでなく、波がどこから崩れるかを見る。

波・海の状態

ブレイク Break

波が崩れること。海底が砂ならビーチブレイク、岩やサンゴ礁ならリーフブレイクと呼びます。

砂底でも、波・流れ・水深の確認は必要です。

波・海の状態

セット Set

まとまって入ってくる波の列。比較的大きな波が続く場面で使われ、本数や間隔は一定ではありません。

「セットが来た」=まとまった波が入ってきた。

波・海の状態

うねり(スウェル) Swell

風の影響を離れて伝わってきた波や、風が弱まったあとも残る波。現地が無風でも届きます。

「南うねり」=南の方からやってくるうねり。

波・海の状態

スープ White water

波が崩れたあとの白い泡を含む波。スクールで最初のテイクオフを練習することもあります。

「スープで練習」=崩れたあとの波を使う。

波・海の状態

インサイド/アウトサイド Inside / Outside

インサイドは岸寄り、アウトサイドは沖寄りを表す相対的な言葉。決まった水深や距離ではありません。

「少しインへ」=今の位置より岸の方向へ。

波・海の状態

カレント・離岸流 Current / Rip current

カレントは海の中の流れ。岸から沖へ向かう流れのひとつが離岸流です。初心者が近道として使うものではありません。

波が崩れていない場所でも、流れがないとは限りません。

波・海の状態

面(フェイス) Face

波のまだ崩れていない斜面。「面がきれい」は、表面のでこぼこが少ない様子を表します。

面のきれいさだけでは、入ってよいかは決められません。

波・海の状態

周期 Period

同じ場所で、波の山が来てから次の山が来るまでの時間。波の高さとは別の数値です。

周期10秒=次の波の山までの時間が10秒。

波・海の状態

波高・有義波高 Wave height

波高は波の山と谷の高低差。有義波高は、観測した波の高いほう3分の1を平均した値です。

天気予報の波高は最大値ではなく、有義波高です。

波・海の状態

潮位・満潮・干潮 Tide

潮位は海面の高さ。潮の満ち引きで高くなりきるのが満潮、低くなりきるのが干潮です。

潮位が変わると、その場所の水深も変わります。

オフショア Offshore

陸から海へ吹く風。弱いと波の面が整う場合がありますが、強い風は沖へ流される危険があります。

同じ北風でも、海岸の向きでオフショアかは変わります。

オンショア Onshore

海から陸へ吹く風。波の表面を乱すことがあります。風向きと一緒に、強さと変化も確認しよう。

「オンが強まった」=海からの風が強くなった。

ルール

前乗り(ドロップイン) Drop-in

すでに人が乗っている波の進路へ、後から同じ方向に乗り出すこと。気づかなかった場合も前乗りです。

乗る前に左右と進路を確認。人が乗ってきたら見送る。

ルール

スネーキング Snaking

波を待つ人の内側へ回り込み、優先される位置を奪って波を横取りする行為。割り込まないこと。

ピーク優先は、ほかの人を追い越す口実にはなりません。

ルール

ワンマン・ワンウェーブ One man, one wave

同じ波の同じ方向には、原則ひとりという基本。波を共有しながら、接触を避けるための考え方です。

すでに乗っている人の進路へ、自分も入らない。

用語の確認:日本サーフィン連盟「基本用語」気象庁「波浪、潮位」

02 / A LINE FROM THE BEACH

「セットが来た。ピーク側の人に譲ろう」の意味

海で聞く、こんなひとこと。

まとまった波が入ってきた。波が崩れ始める場所に近い人を優先しよう。

「セット」は波のまとまり、「ピーク」は崩れ始める場所。ひとつずつ置き換えると、海の会話はぐっとわかりやすくなります。

波が来ても、すぐに乗り始めず周囲と進路を確認。誰が優先されるかを図で見る →

03 / TWO DIFFERENT MEANINGS

レギュラーとグーフィーは、波と立ち方で意味が違う

「何について話しているか」で区別する
言葉立ち方(スタンス)波の方向
レギュラー左足が前乗る人から見て右へ開く波(ライト)
グーフィー右足が前乗る人から見て左へ開く波(レフト)

波の左右は、乗る人から見た方向。岸から見ると逆です。どちらの足が前でも、左右両方の波に乗れます。

04 / READ THE FORECAST

波情報の「波高・周期・風向き」は、別々に読む

たとえば画面に「波高1.0m・周期10秒・北風」とあっても、それだけで初心者向けとは決められません。これは数字の読み方を知るための例です。

HEIGHT

波高 1.0m

何の波高かを確認。気象庁の予報は有義波高で、目の前の最大波や、岸で崩れる波の高さそのものではありません。

PERIOD

周期 10秒

波の山が来る時間の間隔。高さとセットで読みます。表示が何を表すか、利用する波情報の説明も確認しよう。

WIND

北風

北から吹いてくる風。オフショアになるかは海岸の向き次第。風速や、その後の予報も一緒に確認します。

現地の風が弱くても、遠くからのうねりで波が高くなることがあります。波情報は下調べに使い、入る判断は現地の波・流れ・規制と自分の経験を合わせて。気象庁の解説を読む

海岸の向きや、そのポイントの特徴を調べる →

05 / QUICK ANSWERS

うねりと波は違う? 初心者が迷いやすい言葉

うねりと波は、別のもの?

うねりも波の一種です。遠くから伝わったり、風が弱まったあとも残ったりする波がうねり。その場の風がつくる風浪と、うねりを合わせて波浪と呼びます。

オフショアなら、初心者にもよい日?

風向きだけでは決まりません。強いオフショアは沖へ流される危険もあり、波の大きさや流れ、混雑も関係します。初めてならスクールに、その日の練習場所を相談しましょう。

スープとフェイスは、どこが違う?

スープは崩れたあとの白い波、フェイスはまだ崩れていない斜面です。「スープで立つ練習」と「フェイスを横に走る」は、波の違う部分を使っています。

意味を確認した公式資料